日本は国土の67%を森林でおおわれている森林国家です。
日本の森林は、政府による戦中・戦後の乱伐や、その結果引き起こされた自然災害に見舞われてきた歴史があります。その経験から「拡大造林政策=広葉樹から建材として価値が高い針葉樹の人工林に置き換えること」が進められてきました。
その結果、植えた木々が成長し、資源として活用できる時期になりました。
しかし、現在、さまざまな理由から、維持、管理を担い、丸太を市場に供給することを生業にしてきた林業の衰退により、国内での森林資源が有効に活用されず、山に放置されている状態です。
結果的に、日本の森林の荒廃につながり、昭和30年頃には木材の自給率が90%以上だったのが、現在は20%台まで減少しています。
この不自然な構造を健全化し、木を植えて、成長させて、建築資材として使用していくというサイクルを確立させることは、CO2を固定化することにつながり、地球温暖化対策としても有効です。
片桐銘木工業は積極的に地元材、地域材の利用を推進していきます。